植物6 双子葉類
双子葉類の代表的なもので入試問題でよく目にするものを見てみましょう。
まず、双子葉類の離弁花類です。離弁花類とは読んで字の通り、花びらが1枚1枚離れている花を持つものの仲間です。代表的なものでは、アブラナ科が花びらが4枚。バラ科は花びらが5枚。マメ科は花びらが5枚。
つぎに、花びらがくっついている合弁花類の代表的なものでは、ヒルガオ科は花びらが5枚。ナス科も花びらが5枚。キク科も花びらが5枚。ツツジ科も花びらが5枚。ウリ科も花びらが5枚。
ここで、気がついてほしいことは、双子葉類ではアブラナ科だけが花びらが4枚で、あとは5枚です。アブラナ科は双子葉類の花としては例外的なので入試問題によく出題されます。また、出題されることが多いから参考書等にもよく解説されています。
では、それぞれの科にどんな仲間がいるのかを見てみましょう。まず、アブラナ科はキャベツ、ダイコン、ナズナ、カブ、ワサビ、クレソン、カラシなど野菜や雑草が多いのが特徴です。
バラ科はバラ、サクラ、リンゴ、ナシ、ウメ、モモ、イチゴ、ビワなど果物が多いのが特徴です。
マメ科はエンドウ、ダイズ、ソラマメ、フジ、レンゲソウ、シロツメクサ、クズ、オジギソウ、ネムノなどサヤをもつ果実が特徴です。
ナス科はナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ、タバコ、トウガラシなどです。
キク科はキク、ヒマワリ、タンポポ、コスモス、ダリア、ヒメジョオン、アザミなど花びらがたくさんあるように見える花が特徴です。
ツツジ科はツツジ、シャクナゲ、アセビなどラッパのような形の花を持ち、ヒルガオ科の花とのちがいは先のほうが分かれているところです。