植物5 単子葉類
単子葉類の代表的なもので入試問題でよくお目にかかるものを見てみましょう。
イネ科は花びらもがくもない花を持ちます。ユリ科は花被が6枚です。花被は花びらとがくに進化する前のもので、パッと見ると花びらのようにも見えます。アヤメ科は花被6枚です。
気がついたとは思いますが、単子葉類ではイネ科が花びらナシで、その他は花被が6枚ということになります。では、それぞれの科にどんな仲間がいるのかを見てみましょう。
まず、イネ科はイネ、ムギ、トウモロコシ、エノコログサ、ススキ、タケなど、穀物として栽培されるものが多いのが特徴です。
つぎに、ユリ科はユリ、チューリップ、カタクリ、タマネギ、ネギなど球根で増えるしくみを持つのが特徴です。
最後に、アヤメ科はアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、サフラン、グラジオラス、フリージアなどきれいな花をつけるものが多いのが特徴です。