中学受験理科 解法のポイント 人体 消化器系 デンプン!?

人体の単元では、何が消化されると何になって吸収されるのか?が大切になってきます。ただ、覚えるだけでは全然おもしろくも何ともありません。そこで、今日はデンプンについて調べてみたいと思います。


デンプンはブドウ糖などの糖がたくさんくっついてできています。なので、そのままでは大きすぎて小腸の毛細血管の血管壁を通り抜けて血液中に入ることができません。


大きなデンプンを小さなブドウ糖までバラバラにするのが消化です。ここで大切なポイントはデンプンは水に溶けないが、ブドウ糖は水に溶けるということです。


水に溶けるということは、血液に溶けて全身に運ぶことができるということです。水に溶けないデンプンのままでは、たとえ血管壁を通り抜けて血液の中に入ったとしても運ぶことができません。


こうして、血液に溶けて運ばれたブドウ糖と酸素を反応させてエネルギーを取り出しているのが呼吸です。生物はこのエネルギーを使って身体を動かしたりして生きています。


ただ覚えるのではなく、しくみを理解しましょう!人間は進化してきて今の形態になっています。そこには必ず、その形態になった理由があります。それを解き明かしていけば覚えるものはほとんどなくなります。また、日々の生活の中に小さな発見ができます。