死都日本

『死都日本』という小説があります。石黒耀さんというお医者さんが書いた長編です。一部の人たちには非常に有名な小説です。一部のヒトとは地球科学を研究している学者さんや学生さんたちです。なぜかというと、火山の噴火を題材にしていて事実に忠実に書かれているからです。


その小説『死都日本』を原作とした漫画の連載が週刊少年マガジンで開始されました。

Kissieは良く行く洋食屋さんで第一回を読みました。少年誌ということで主人公が大学教授から大学教授の息子(高校生)になっていたのが少し哀しかった…。小説の中で主人公が車で降り積もった火山灰の上を走る場面があるのですが、少年では車を運転できないし…、運転したら無免許運転になるし…、でも、緊急時やから許されるのかも…、あっ噴火で警察もそれどころやないやん!などと考えてしまいましたが今後の展開に期待ということで深く考えないようにしました。


原作の『死都日本』は火山噴火の様相が細かいところまでキッチリと描写されていて、よくあるパニック映画や小説とはまったく違うリアリティがあると研究者の方々も認めています。


ある研究者のヒトは小説の中に出てくる場面から『スプリンターカリブモルタル化した火砕流上を走るか』という論文まで出してたりします。こういうオチャメなところが地球科学を研究している研究者の方々のステキなところだと思います。

死都日本 (講談社ノベルス)

死都日本 (講談社ノベルス)