勉強を続けるために必要なこと

この春から塾通いを始めるご家庭もたくさんあると思います。お子さんが塾へ通い始めるとテストの点数や宿題でのできない問題が気になって仕方がないことでしょう。


塾には小学校1年生や2年生から通っているお子さんもおられます。いきなり塾通いを始めた自分のお子さんに、塾慣れしている子達と同じように勉強面、生活面での結果を求めることはとても要求レベルが高いということはわかっていますか。


例えるなら、高卒プロ1年目の野球選手にイチローや松坂と同じように活躍しろといっているようなものです。


まずは、塾通いに慣れることから始めてください。1週間のリズムができてくれば1ヶ月のリズムができるようになります。それができるようになれば講習会を通しての生活も安定してきます。特に3年生、4年生の保護者の方は最初の1年は慣れるためと割り切ってもらったほうが精神衛生上良いと思います。


もう一つ気をつけておいたほうが良いことがあります。宿題が終わったら遊ばせてあげることです。塾から出されている宿題以上のことをさせない。これは子どもが勉強嫌いにならないための鉄則です。お母さんが焦ってたくさん勉強させた結果、子どもが疲れて切ってしまって6年生や中学校に入ってから伸び悩む場合をよく目にします。


まずは遊び、そして勉強です。よく遊んだ子、運動をがんばった子ほど放って置いても6年生になれば勉強するようになります。保護者の方がどれだけ我慢できるかが勝負かも知れません。