コピペ族とコピペレポート

昨日放送されたMBS毎日放送VOICE金曜シリーズ「いま解き」【学生に蔓延するコピペ族】の放映を見て感じたことを書いてみたいと思います。


まず、最初にチラッと映った校舎は京都大学吉田南キャンパス吉田南2号館という建物です。映像で見ると以外に古ぼけていてミスボラシイ感じがしましたが、実際よりはキレイに映っています。(T△T)


だって研究室の天井には四角い穴があるんですよ。何の穴かというと煙突を通すための穴なんです。今は使っていませんが、以前は石炭ストーブを使っていて、煙突を通すために必要だったということです。初めて聞いたときは、「この21世紀になって石炭ストーブって…」と絶句した記憶があります。


このことを教えてくれたのは【シェルピンスキーの森 フラクタル木陰】で有名な酒井敏先生なのですが、「煙突の穴を使って屋上と研究室でしゃべれんねん (*^0゚)v」と嬉しそうに話されていました。


鎌田浩毅先生が登場したのは2分ほどだったのですが、その2分のために40分以上も鎌田浩毅先生とおしゃべりして頂いた毎日放送のスタッフの方、ほんとうにありがとうございました。<(_ _)>


放送にもありましたが、鎌田浩毅先生が採点されているレポートは京都大学だけで500人分以上です。それを数日かかって全部読んで採点するのですが、放送で言っておられたようにコピペレポートは毎年数%あるそうです。


去年も鎌田浩毅先生はコピペレポートを手にして『見つけたよ (o^∇^o)ノ 』とうれしそうにしておられました。500人分以上もレポートを読んだら普通はかなり疲れるはずなのですが、自分の授業を受けた学生がさまざまな意見を書いてくれることがうれしいらしいです。


放送にはありませんでしたが、『ものにはオリジナルとクリエイティブがある。オリジナルなことができるのは一握りの天才だけで、8割以上がオリジナルをもとにしたクリエイティブな仕事である。そういう意味でのコピペなら活きた時間になる。』と言っておられました。くわしく書くと長くなるので、もっと知りたい方は『ラクして成果が上がる理系的仕事術』を読んでみてください。