植物2 裸子植物

胞子植物からさらに進化した種子植物。その種子植物裸子植物被子植物に分かれるのですが被子植物の進化は初期の進化の化石が少なく、くわしくわかっていません。進化論といえばダーウィンですが、そのダーウィンですら説明がつかないので被子植物の進化を敬遠していたほどです。くわしくわかっていないということは、入試問題には使えないということでもあります。だからここは裸子植物被子植物に分かれたことだけ知っていればいいことになります。


中学入試に出題される植物のほとんどが種子植物です。理科では植物の種のことを種子といいます。ですので、ここでは種のことを種子と書きます。最初は違和感がありますが、繰り返し出てくると慣れてきますのでガマンして下さい。


まず、ソウ類が出現したことから植物の歴史は始まります。つぎにコケ類へと進化し、さらにシダ類と進化してきて、現在の種子植物になります。その種子植物裸子植物被子植物に分かれたのです。


裸子植物は種子をつくるようになった最初の種子植物で、種子になる部分の胚珠がむき出しになっているのが特徴です。恐竜が繁栄していた中生代には裸子植物が栄えていました。裸子植物にはマツ、スギなどの針葉樹やソテツ、イチョウなどがあります。


イチョウは日本ではよく目にする植物ですが、マンモスが登場する新生代には裸子植物からさらに進化した被子植物が繁栄するようになり、ヨーロッパやアメリカではイチョウの仲間は絶滅しています。