全国学力テスト

最近何かと話題の全国学力テスト。公立の小中学校教員の約7割が「必要ない」と考えているとのこと。そして、全国テストの結果を授業改善に活用している人が44%、活用していないのが43%ということをニュースで見ました。


全国テストなんかいらない!って言っている割にはちゃっかり結果を授業改善に活用していり先生がいることに安心しました。


ただ、事前にテスト対策をしたと答えた教員が13%いたということです。先生!テストの意味わかってんの?って感じです。でも、大多数の先生がテストに反対しているにもかかわらず、テスト対策をしなかったということには公立の先生方の潔さに感服しました。


私が全国テスト反対組合の偉いさんなら、絶対にテスト対策問題集をつくったり、テスト対策授業法を伝えたりしてテストの結果を正確でないものにしてやろうと妨害するでしょう。それをしないところが先生たちはエライ!!


ニュースの中では家計の格差が、児童生徒の学力格差に影響を与えていると考えている教員が87%と高い割合だったとありました。実際に小学校に通う子どもの保護者として、元PTA会長としてたくさんの先生方と接してきた私には、家計の格差よりも先生の適性の格差がそのまま学力格差に影響しているように思ったのですが…。


小学校国語1位、小学校算数1位の秋田県の小学校の先生がテレビで言ってた言葉が忘れられません。「教科書には解き方から答えまで全部書いてあるから使いません。子どもが考えなくなるから。」

この言葉の意味は深くて重い。出版社の指導マニュアルにはそんなこと書いてないもんね。