自然災害は人間が考えている以上のことが起きる

先日、鎌田先生に随行して関西大学の集中講義に参加したと書きました。今回は、その講義の中で特に学生からの反響が大きかったことについて書きたいと思います。


まず、なぜ学生の反響の大きさがすぐわかるのか?ということですが、鎌田先生は講義にはQ&Aというものがあります。講義の切れ目には必ずA5の白紙に感想・質問・意見などを書いて提出してもらい、次の講義でそれに対するコメントを返しておられます。


鎌田先生はコメントを返すために休憩時間中はずっと学生から回収したQ&Aに目を通しておられます。先生はQ&Aの内容で学生からの反響がわかる、学生は質問にすぐに答えてもらえるという素晴らしいシステムです。


さて、講義の中では地震に関する話題が非常にHotでした。地震の予知はできないけれども、知識があればパニックを起こさない。自然災害は人間の考えている以上のことが起きるので、最終的には頼れるのは自分だけ。地震の後には津波が来る。映画『日本沈没』はテクトニクスが100倍以上のスピードで起こるという最初の設定は荒唐無稽でありえないが、それ以外は非常に緻密に計算されていてよくできているなどです。


自分の身を守るための必要な知識という点で、小学校や中学校の義務教育で地震・火山防災の授業や単元が必要であると強く思います。もちろん鎌田先生の講義のように過去の災害などの映像を使用してリアルな授業になるようにするのがベストです。


休憩時間の時に学生同士が話しているのが聞こえてきました。『富士山は休火山やろ?』『もう噴火せぇへんのが死火山で、いまは噴火せぇへんのが休火山かな?』


富士山は活火山です!!


詳しくはコチラ↓
休火山・死火山を覚えていますか?