中学受験 理科の勉強法

中学受験、高校受験の理科は大きく4つの分野に分かれます。中学校でいうところの第1分野である物理分野と化学分野、そして第2分野である生物分野と地学分野です。
中学入試は受験するのが小学生であるので範囲も内容も高校入試と比べるとそれほどではありません。しかし、意外と深いところまで出題されたりするので、中学受験をする小学生は深いところまで学習していたりします。特に生物分野は意外と深いところまで学習しています。もしかすると、高校入試より深く学習する必要があるかも?

中学入試の理科では4つの分野のどの分野に力を入れて勉強していくのが最も効率的な勉強法であるか?これは塾の先生なら必ず常に考えていることです。
物理・化学が難しいので、まず物理・化学に時間をかけることが多いと思います。テストの結果が返ってきても、ついつい得点率の悪い物理・化学に目を奪われて子どもを怒ってしまうお母さんが多いこと多いこと…。

塾の先生として15年以上のKissieの経験では化学分野が最も点数を取らせるのに時間と演習量が必要であるといえます。化学分野は手間と暇がかかる割には、なかなか得点につながらない非常にコストパフォーマンスの悪い分野です。物理分野も時間と演習量がかかりますが化学分野ほどではありません。ですから物理・化学は後回しにするほうが賢い方法です。
物理・化学は出題される問題が難しいことがよくあります。問題が難しいので受験生の得点も、合格者の得点も低いものになります。では、合格と不合格の境界線はどこにあるかというと、生物・地学にあるといえます。この分野をシッカリ得点すれば中学入試の理科で大きくコケることはないと思います。理科の勉強は生物・地学に重点を置くことがラクして成果を上げる勉強術だと思います。



結論!
物理・化学なら物理を先に!化学は一番後回し!
物理・化学は全てを理解しようとしてはいけない!小問の半分が得点できればOK!
生物・地学は全問得点するつもりで勉強するべし!