シェルピンスキーの森 京都大学准教授 酒井敏先生のフラクタル木陰

京都大学准教授酒井敏先生の『シェルピンスキーの森 フラクタル木陰』は今年の夏、京都市新風館のご協力で実験を行いました。その結果、パラソルよりも優しくて涼しいと好評をいただきました。その『シェルピンスキーの森 フラクタル木陰』が今回は京都府立京都八幡高校のご協力で冬期の実験を行うことになりました。


フラクタル木陰を設置するのに人手がいるとのことなので、お手伝いに行ってきました。
お昼前に京都八幡高校に到着し、昼食後、設置が始まりました。

組みあがってきました。

やがて夕方になりましたが、ここからが手間と時間がかかります。

あたりは暗くなり、高校生は、もう誰も残っていません。

結局、夜までかかりました。


怪しげな大学生や大学院生が来て、屋上で作業しているにもかかわらず、廊下では挨拶してくれる礼儀正しい京都八幡高校の高校生に感動しました。


夜遅くまで待っていただいた京都八幡高校の先生方ありがとうございました。


今回は放射冷却に関する実験だそうです。屋上の地面から夜間に空中に逃げる熱がフラクタル木陰がある時とない時ではちがうのか?つまり、屋上にフラクタル木陰があると、その下の教室内が寒くなりにくいかどうか?を調べてみるということです。


結果は来春以降になるとのことです。いい結果が出れば、冬場に霜が降りない車のガレージなどに応用が考えられるそうです。