中学受験理科の勉強法 化学 気体の性質

先日の人体のところで気体の性質が出てきました。今日は気体の性質をくわしくカガクします。


気体の性質では酸素,二酸化炭素,水素,アンモニア,ちっ素,塩素,塩化水素などについて学習します。それぞれの性質については、色,におい,重さ,水への溶けやすさ,発生方法と捕集方法,その他の性質を表にしたりして理解できるようにします。


表にするとこのようになります。


この表では気体の性質と発生法・捕集法を1つの表にしていますが、学習するときは性質と発生法・捕集法は別に習うことがほとんどです。これはなにもイジワルしているわけではありません。一度に授業で学習してしまうと学習量が増えて子どもが消化しきれなくなるからです。


授業後の宿題としてこの表の内容を頭に入れてくるというのが一般的です。どうです?中学受験生はスゴイでしょ。一週間でこれをカンペキにしてしまう子どももいるんです。しかし、ほとんどの子はできません。ある程度できている子でも時間がたつと忘れてしまいます。


問題は覚える量が多いことと身近なものとつなげて考えることができないことです。ですので私の授業では内容を減らして必要部分だけを覚えてもらいます。不必要な部分を減らすとこんな表になります↓


表には化学式がでています。小学校の学習内容に化学式はありません。もちろん中学入試にも化学反応式を書きなさいなんて絶対に出題されません。重さのところで空気を1としてその何倍か?を覚えるのですが、こんな数字を覚えても将来何の役にも立ちません!なので私は物質を化学式で書き、重さを化学式量で教えてしまいます。ここで一度学習しておくと中学校で化学式を習った時に『わかんな〜い!化学キライ!!』がなくなります。


子どもたちには『こんなん絶対に学校では教えてくれへんから知ってるて言うたらアカンで!』と言ってから教えます。子どもたちは自分たちだけに教えてもらったということで頭の中に入れてしまいます。アカンと言われるとやりたくなるという心理です。


ラクして成果が上がる方法をいつも考えて学習すると勉強は楽しいものになります!