中学受験 焦らない・急がない

ゴールデンウイークが終わると夏期講習会はもうすぐそこです。
中学受験塾では受験に必要な内容の学習をこの時期には一通り終わっています。『受験に必要な内容の学習が終わった。』ここが曲者です。テストの成績が返却されて、わが子の悲惨な結果に我を忘れ、子どもを怒ってしますお母さん。毎年、この時期から増えてきます。


『こんな状態で受験できるのでしょうか?』
などと不安に駆られて塾に電話がかかってきたりします。


安心して下さい、塾の先生が『こんな状態で大丈夫か?』って一番不安に思っていますから。


塾の先生も『こんな状態で大丈夫か?』と思うのは、受験を終えたばかりの卒業生とどうしても比較してしまうからです。受験の直前と6年生の5月では学力に大きな差があるのは当たり前です。


では、この時期の勉強法は何が最も効果的か?


基本を確実にできるようにすること!これが一番です。難しい問題に手を出す必要はありません。難しい問題を解いていくのは夏期講習会が終わってからでも十分間に合います。基本的な問題の練習を繰り返して、簡単な問題のミスを減らす。ミスを『なくす』ではなく、『減らす』がポイントです。人間は必ずミスをします。ミスを減らすことは普段のチョットした心がけでできます。


基本がしっかりしてくるとミスも減り、問題を解くスピードも速くなってきます。


今は焦らず、急がず基本をシッカリ固める。これができている子は2学期に入試問題を解き始めると大きく成績が伸びます。